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想い出のマカロン日記~その3

失敗の状態は、いろんな形であらわれた。

例えば、ピエ(足) が出なかったり、あるいは出すぎたり、表面にヒビが入ったり、焼き色が汚かったりキュートなマカロンがなんと無残に・・・

そのころは、三つの温度帯の違うオーブンが必要で、

最初は220度の高温でさっと表面を固め、

次に180度の中温のオーブンに天板を差し替えピエ出たら、150度の低温で表面が張りがあり、

中がミディアムレア位まで焼き上げる。

このころあいが分かるまでかなりの時間を要したのは言うまでも無い。

今なんて、そんな面倒くさい作業もせずに簡単に綺麗で 美味しいマカロンか焼けちゃうんだもの、オーブンの発達のお陰だね。

話は戻りますが、その頃形だけでも本で見たマカロンに近づけたいと思って試作を続けてた。

そして少し経つとある程度形は綺麗に出来上がるようになってきた。よし!なかなかいい調子。

才能あるかもしれないなんて思って、思い上がってもみた。

ところが、なかなか簡単にマカロンさん、言う事を聞いてくれない!次は、食感が問題!

僕の焼いたマカロンは、とてつもなくまずい!とても人様に食べさせられるもんじゃない!

ある時は、ガリっ!ある時はねっちりこれってほんとに人が食べるもの?不快な歯ざわりのまずさ!

何でこんなちっちゃなお菓子に苦労させられるんだろう?ああーマカロンノイローゼになりそう。助けてください神様。

今でこそ、このマカロンノイローゼのお陰で美味しいマカロン焼けるようになったんだけど、その頃は、寝てもさめてもマカロンで・・・。

よくうちのスタッフに話すのは、いいよな-おまえ達、マカロン何の苦労もせず簡単に出来てなんてよく言ってます。

このマカロンの話、実は、スタッフにしっかり読ませないと。あたりまえにマカロンがうまく出来すぎ、人の苦労も知らずに(笑)

僕が求めたマカロンの食感は、周りが歯にあたった瞬間、歯に少しだけ緊張するような固さと歯崩れそして中は、柔らかく外と中の食感の対比と落差。

ヒントは、ラルース料理辞典に出てくるマカロンについてのくだり、外側はクロッカン(かりかりとした)!

中側は、モワル(柔らかい)この言葉をヒントにマカロンの食感との戦い?が始まりました。

今考えてもぞっとするようなマカロンの試作の日が続くのです。

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コメント

トレーにのせられ肩寄せ合い、
落ちるものかと必死に踏ん張る
黄色いマカロン群がとても可愛く愛おしい!
誕生までにそんなご苦労があったとは..。

投稿: chika | 2006.08.03 21:34

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