メープルシュガーのマカロン
僕は、マカロンのメニュー名は、なるべく皆さんが想像しやすい名前を心がけています。そして皆さんが想像する味とか香りの範疇をいい意味で裏切るような味覚のものを心がけて作るようにしています。何でかと聞かれても困るのですが・・・・。
舌をかみそうな、フランス的な言葉はなるべく使わないようにしています。また一般的な表現は、特にクレアシオン(創造的)には、使わないようにしています。
今回のメープル シュガーのマカロンは、クラッシック(スタンダード)のカテゴリーです。ので特に分かりやすく表記します。メープルシュガーは、独特の香りのする砂糖です。個人的に表現するなら、枯木や葛が朽ち果てる前の香りがします。ですから、秋が深まり晩秋の頃の香りです。
このマカロンの思いつきは、フィナンシェで胡桃とメープルシュガーのものをお出ししているのですが、胡桃とメープルの枯れた渋い香りがとてもよくて、これをマカロンで表現してみようと思ったのがきっかけです。
メープルシュガーは、香りは独特ですが自然な力強い風味を持っています。しかし甘さに関しては、本当にシャープで甘味がくどく残りません。これに今回は、ピーカンナッツをあわせてみました。胡桃より癖もなくふんわりとした風味が残ります。主張が強い胡桃より、メープルシュガーの香りを残しつつも歯ざわりをリズミカルに仕上げたかったのがイメージです。
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