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ビオレソリエス

唐津は、ハウスみかんの産地です。海に近く穏やかで温暖な気候ですので理にかなった果実栽培だと思います。海側から山側の方へ穏やかな丘陵を登っていくと富田さんの黒無花果が見えます。今年で13年目を迎えられる黒無花果の栽培も最初の5年間は一切、実をつけることもなく並々ならぬ苦労をされていろんな栽培法を試され試行錯誤の末、現在の栽培法が実を結び、ほんとうに美味しい黒無花果を僕らの手に届けてもらっています。土地も環境も違うところでフランスから輸入された黒無花果の原木を育てることは至難の技で5年間は、無花果から収入を得ることが出来なかったそうです。しかしあきらめずに黒無花果と常に真剣に向き合い得た結果は、黒無花果の生命力を呼び起こす方法でした。黒無花果の木の根を切る方法は、黒無花果の生命の存続を危険にさらすものです。しかしこの方法で無花果は種を残すという、生命の種の保存の原則を呼び起こし、あれほど実がつかなかった黒無花果が実を付けるようになったそうです。口で言うのは簡単なのですが富田さんの黒無花果に対する思いが強く、いつも考え,考え抜いた結果だと思うのです。

この無花果の特徴は、ドーフィン種や蓬莱柿とは違い黒い皮も薄く中の果肉も濃い木苺の近いような色合いです。糖度もペクチン質も非常に高くぬめるような口どけと甘味が特徴です。また食べ終わった後は手や口の周りがべとつく感じがするのが特徴です。生命力を感じるものに葉の硬さがあります。とても葉が硬く油断すると顔などに擦り傷がつくくらい硬く、またななりくちから出る白い液体が、目に入ったりしたら半日ほどは、失明状態になるほど自己防衛本能が強いすなわち生命力が強い品種です。ですから食べてみると果実の力強い活力を感じることが出きます。

黒無花果ビオレ ソリエスに出会ったのが6年程前だったと思います。焼いた無花果を使ったタルトを蓬莱柿で作っていました。しかしどうしても納得できる美味しさを得ることが出来ませんでした。フランスみたいな美味しい無花果って日本じゃ無理かなとあきらめていた時に、ふとした時に出入りの八百屋さんに黒無花果とかありませんか?
と聞いたのが僕と富田さんのビオレソリエスの出会いです。最初に食べた時の感動は今でも鮮烈に記憶に残っています。それからずっと使いつづけています。黒無花果は生食でもとても美味しいのですがコンフィチュールやコンポートなど温かいデセールなど火を入れたものにより力を発揮します。今年は、ジェラートにも使用します。12月のジュラス オープンを楽しみにしていただければと思います。

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コメント

こんにちは、いつも応援しています。
今日はご挨拶だけしにきました。

ブログの更新楽しみにしています!

投稿: かんな | 2010.10.29 14:23

小代さん!それはビンゴ!実にタイムリー!
ビオレソリエス!私、NHKの番組でみました。
生産者さんの努力と栽培の工夫に感動しました。

私も食べたいで〜す!取り寄せできますか?ワクワクしちゃいます。
昨日おやつにマカロンと栗のプティポ食べました。

投稿: イチハシ | 2010.10.30 02:18

ブログ、楽しみに拝見してます!
いろいろ、勉強させていただいてます^^

失礼な言い方かとも思いますが、お仕事に対する真撃な思い、強い向上心、努力、情熱、などに実は半ばあきれ、驚き、まさに脱帽、頭が下がります!
たいして、努力もせずいつも途中で投げ出しあきらめて生きてきた自分を考えると、もう別世界に思えます”
これからも、エールをおくりつつ、感謝しつつ、いただくつもりです^^

黒無花果のコンフィチュール、エッ!ウワアッ!いける!!^^と、いう感じでした~

いつも新たな味の発見があります
今度もまた、楽しみにしております^^*

投稿: fan.yu. | 2010.10.30 16:40

かんなさんメッセージありがとうございます。なかなかブログもさぼりがちなのですが、気が向いたらお付き合いください。

投稿: shodai | 2010.11.05 15:15

イチハシさん。メッセージありがとうございます。
ビオレソリエス生産者の富田さんは、本当に真面目に取り組まれています。テレビは拝見することはできませんでしたが、生産者の苦労が少しでも皆さんに伝わって良かったと思います。これからも懸命に取る組まれている農家の方々の果実を探し皆さんにお届けしたいと思います。ビオレそりエスのコンフィチュールは、もうすぐ販売する予定です。

投稿: shodai | 2010.11.05 15:25

fun.yu.さん。メッセージありがとうございます。
僕はそんなに、ほめられる人間ではないので恐縮します。たまたま幸せなことに、この仕事に巡り合え好きになり、いろんな方たちと巡り合い、教えられただ無我夢中でやってきただけだと思います。そして今、農家の方たちとの縁があって支えられているような気がします。今は、農家の方たちのメッセージを僕が創造するもので少しでも皆さんに伝えられればいいと思っています。さらに、自分が創り出すもので皆さんに喜んでいただけることで感謝する喜びを得ていると思います。こちらこそありがとうございます。

投稿: shodai | 2010.11.05 15:41

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